修理・修復について

弊社では、年間数百本の撥の修理をしています。撥は普通、壊れたら捨てる消耗品ですが、時代の流れでしょうか年々修理して使う人が多くなってきています。その中で一番多いのは木魚撥、次にケイス撥で、その他のバチは同じくらいの修理の数です。撥の修理といえば叩く部分です。木地本体の状態が良ければ、叩く部分の修理は何度も出来、長く使用出来ます。また弊社では、鳴り物や撥にとって良い叩き方をお勧めしています。

●木魚撥
木魚撥の修理は、主に頭(叩く部分)の取り換えです。その際、何か要望があれば聞きます。たとえば、頭の固さ具合とか、仕上げの方法などです。また、塗り木魚撥では、持ち手の塗り替えもしています。残念ですが木地の割れの場合は修理できません。

●ケイス子撥の修理
ケイス子撥の修理は、主に叩く部分の革、金蘭の貼り換えです。ケイス子撥は、金属製の鳴り物の角を叩く場合が多く、撥の中でも特に消耗が激しく、木地の割れ、サクサクな状態になったものも少なくないです。多少の事なら、パテなどで修正したり、悪い部分を切断して、新しい木地をはめ込む方法をとりますが、酷い状態の場合は残念ですが修理できません。持ち手の塗り替えもしています。

●太鼓撥の修理
太鼓撥の修理は、主に頭(叩く部分)の革の貼り替えです。樂太鼓撥の場合には金具付きがあるので、それに合った革貼りをします。革貼り法には、てるてる坊主の様な革をかぶせる総かぶせ法と革を麻糸で縫い合わせる法とあります。持ち手の塗り替えもしています。残念ですが木地の割れの場合は修理できません。、

●銅鑼撥の修理
銅鑼撥の修理は、主に頭(叩く部分)の革の貼り替えです。銅鑼撥では、鹿革の燻(いぶし)を使用します。

●その他の撥、仏具の修理
その他の撥の修理も基本的には同じです。また撥以外でも弊社では、仏具の修理の相談に応じています。

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